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即メモ式吟行術
吟行での多作の秘策は、知識を封印、五感を研ぎ澄まして何かを感じとったら、ことばを選ばず直ぐさまメモするという『即メモ式吟行法』です。
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多作のすすめ
かの福沢諭吉は、学問のすすめを説きましたが、わがゴスペル俳句教室は、『多作のすすめ』を規範としています。
俳句の学びで最も大切なのは、知識ではなく『多作と継続』、つまり多作を実践する勇気と決して俳句づくりを休まないという強い意志なのです。
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個性と選句眼
個性には好みや好奇心が大きく影響していると考えています。つまりどのようなシチュエーションに感興を覚えるかによって個性が培われその裏返しが選句力になると思うからです。
個性には生まれつきに備わっているという要素も少なからずあるでしょう。でも意識や努力次第では変えられるものだとも言えます。食わず嫌いということばがありますが、好みや好奇心という障壁を打ち破って異なる天地にも心の目を開く努力をするならば、個性の幅も又広げることが可能だと思うからです。
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実感と具体的な表現
昔のひいらぎの公式ホームページに小路紫峡主宰へのインタビューという記事がありました。 その中に興味深い記事があったのでご紹介したいと思います。
実感の的
Q:実感で作ったと思う句でも後から振り返ると感動の表されていない説明の句になっていることがあります。最近時々自身のいわば「実感の的」の手ごたえを忘れそうになることもあります。そのような時どんなことを心がければよいでしょうか。
A:やはり基本は「発見や驚きなど、実感を具体的に、わかりやすく表現すること」です。そのためには、本当によく見ること、深く見ることが欠かせません。そうすれば感動は対象からあなたの中に飛び込んできます。
二、三十分はしっかり物を見ること、この基本姿勢を貫くうちに、自分の「的」は自ずと見えてきます。そうするとより「的」に当たるようになります。 以上は私自身の歩みを振り返ってもわかることです。 俳句を作る者は、進む度に壁に当たるものです。あせってはなりません。基本姿勢を崩さず実作を続け、一歩ずつ進んでいってください。
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行の字よりも吟の字に
まだ会社努めをしていた頃、通勤電車の中での立読み用に講談社学術文庫の赤星水竹居(著)「虚子俳話録」を愛読していました。そこには選者としての虚子先生の本音が書かれてあってとても興味深いものでした。
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