みのるのブログ

やさしい俳句レッスン / ゴスペル俳句

  • 俳人与謝蕪村

    Alt Text

    菜の花や月は東に日は西に  蕪村

    青空文庫で正岡子規著「俳人蕪村」を読みました。少し読みづらいですがとても興味深い内容です。この中で子規は、俳人蕪村を礼賛し「俳諧を論ずるうえで芭蕉が別格的存在であることは認めるが、やや過分ではないだろうか。俳人蕪村は、決して芭蕉に劣るものではなく、むしろ匹敵する。」と言っています。冒頭に書かれている「緒言」を抜粋してみましょう。

    Read more…
  • 感覚として季語をとらえる

    Alt Text

    初学の段階では “ことばとしての季語を覚える” のに懸命ですが吟行で句を詠む習慣が身についてくると “感覚として季語をとらえる” という事が理屈ではなくて実感として理解できるようになります。例えば今は秋だから…と頭で考えて「秋風や」と詠むのではなく吹く風に佇んでふと秋を実感したのなら「風は秋」という表現になるはずです。

    「秋の山、秋の牧」と「山は秋、牧の秋」との微妙な違いがわかるでしょうか。後者の表現には佇んでいる作者の存在が感じられます。知識として覚えた季語を頭で考えて作句している段階ではこのように詠むことはできません。季語の本質を理解しかつ実感としての感興が身についていなければ感動した実景を正しく伝えることはできないからです。

    Read more…
  • 客観写生の意味を知る

    Alt Text

    俳句入門書を読むと「頭で考えて一句をひねるのではなく見て感じたことを言葉で写生する」のだと書かれています。でも、俳句をはじめたばかりの初心者にとっていきなり「客観写生の訓練をしなさい」といわれても掴みどころがありませんよね。そのそも写生とはなにか…について絵画の訓練法の実際と比べながら復習してみましょう。

    Read more…
  • 俳句推敲法

    Alt Text

    みのるは句会が終わったあとからも推敲をよくします。吟行では多作の習慣がついているのであまり深く考えないで思い浮かんだことを速記のように句帳に記していきます。そうすることできるだけたくさんの原石を拾うのです。そしてそれを推敲という作業で玉石になるように磨くのです。数時間あるいは数日経てから作品を見直すほうが良い推敲ができることが多いです。

    Read more…
  • 俳句結社の選び方

    Alt Text

    ゴスペル俳句での学びを卒業された方から結社の選び方について問われることがありましたので私なりの考え方を纏めてみました。

    Read more…