-
先人の言葉を真似る
俳句の巧拙は語彙力次第…とよく言われます。言葉は知識として覚えているだけでは駄目で、必要な場面でごく自然に使えなくてはいけません。どうしたら生きた言葉づかいができるようになるのでしょうか。
Read more… -
ルビ振りの是非
俳句における「ルビ」の問題は難しいですね。ネットで検索してもその是非を熱く論じているぺージが少なくありません。文字数に制限のある俳句においては慣例として俳句独特の読み方(読ませ方)があります。
Read more… -
やさしい季語講座
季語は言葉として記憶するだけではなくその季語が備えている本質を知る(体験する)ことが大切です。正しい季語の知識を学ぶためにその基本的な約束事を知ることもまた上達への近道であると言えます。
Read more…
-
恩師からの手紙
立枯は磔像に似て夏の山 紫峡
机辺の整理をしながら2016年2月1日付でいただいた紫峡先生からの手紙を読み返しています。その二ヶ月後の4月9日に召天されましたから私にとってはまさに遺言のようなお手紙です。手紙は先生の第六句集『召命』とともに送って下さったもので
「伝統作家を育てるという使命も今年が最後になります。」
と記されていました。主宰を智壽子夫人に禅譲されるお覚悟だったと思いますが、私には「みのるさん、頼みますよ」というお言葉のようにも読み取れました。
Read more… -
俳句作りのエッセンス
俳句を始めると文法や季語を覚えたりさまざまな約束ごとを習得しなくてはなりません。 初学の頃は「感じる」ことよりも「覚える」ことの方が多いものです。けれどもいつまでも知識に傾いた俳句づくりをしているとやがて壁にぶつかって行き詰まり俳句を詠むことが苦しくなってきます。せっかく多くのことを覚えてもそれを活かして「新しい感覚の俳句を創りだす」ことができなければ何にもならないですね。「新しい感覚の俳句を創りだす」ためには「覚える」だけではなく「感じる」訓練がどうしても必要なのです。
Read more…