みのるのブログ

やさしい俳句レッスン / ゴスペル俳句

多作のすすめ

Alt Text

かの福沢諭吉は、学問のすすめを説きましたが、わがゴスペル俳句教室は、『多作のすすめ』を規範としています。

俳句の学びで最も大切なのは、知識ではなく『多作と継続』、つまり多作を実践する勇気と決して俳句づくりを休まないという強い意志なのです。

多作の実例

多作というのは、[袋回し] のように3〜5分で一句詠むというものです。実際の吟行では1時間で10句を詠む…というふうに自らに枷を課して訓練します。この訓練こそが知識の百倍、千倍にも優るのです。

独りでは難しいので、句会ありきを前提に二、三人で実践すると意外とできるものです。吟行できないときでも、集まって当季の季題で袋回しをし、お茶を飲みながら反省会というプランなら楽しくできます。

私も家内と二人でよくでかけました。お喋り予防の為に公園で一旦別れてそれぞれ単独吟行、1時間後に喫茶店で落ち合い句帳を見せあって酷評しあうのです。だらだらでは意味がなく1時間で集中するという訓練です。

結社時代には、一泊で一時間おきに10句の句会を連続で4、5回繰り返すという鍛錬会を何度も体験しました。この訓練を克服すると多作に対するトラウマのようなものは、完全に払拭されます。

こうして詠み溜めた50句、100句から絞り込むことで、まあまあという句が5句、10句授かれば大成功、この段階で初めて知識や語彙の引き出しをあけて推敲するのです。プロの作家でも同じ手法です。

最新記事

タグ一覧

あなたも俳句をはじめませんか

     お気軽にお訪ねください

    ゴスペル俳句のWEBサイトはこちらからどうぞ