-
俳句を作る姿勢
特別研修生として小路紫峡先生の特訓を受けていたころ高濱虚子先生のお話をよくお聞きした。なかでも虚子先生が次女の星野立子氏の主宰誌『玉藻』に掲載された記事のなかの一篇「心は生々躍動しておれ」に、とても感銘を受けたことをひいらぎ誌の巻頭言でも紹介しておられた。
Read more…
-
虚子選と青畝選の違い
三千の俳句を閲し柿二つ 子規
私の尊敬する虚子先生と青畝先生は正岡子規の流れを汲む師弟関係になるのですが作風は少し違うところもあります。けれども多くの弟子を導き優れた俳人をぞくぞくと育てられたという指導者としての実績には共通点が多いです。その特徴は作者としての御自身の流儀を押し付けるのではなく
“個性を見出してそれを伸ばす”
という指導法にあります。
Read more…