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俳句を作る姿勢
特別研修生として小路紫峡先生の特訓を受けていたころ高濱虚子先生のお話をよくお聞きした。なかでも虚子先生が次女の星野立子氏の主宰誌『玉藻』に掲載された記事のなかの一篇「心は生々躍動しておれ」に、とても感銘を受けたことをひいらぎ誌の巻頭言でも紹介しておられた。
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俳句作りのエッセンス
俳句を始めると文法や季語を覚えたりさまざまな約束ごとを習得しなくてはなりません。 初学の頃は「感じる」ことよりも「覚える」ことの方が多いものです。けれどもいつまでも知識に傾いた俳句づくりをしているとやがて壁にぶつかって行き詰まり俳句を詠むことが苦しくなってきます。せっかく多くのことを覚えてもそれを活かして「新しい感覚の俳句を創りだす」ことができなければ何にもならないですね。「新しい感覚の俳句を創りだす」ためには「覚える」だけではなく「感じる」訓練がどうしても必要なのです。
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客観写生の意味を知る
俳句入門書を読むと「頭で考えて一句をひねるのではなく見て感じたことを言葉で写生する」のだと書かれています。でも、俳句をはじめたばかりの初心者にとっていきなり「客観写生の訓練をしなさい」といわれても掴みどころがありませんよね。そのそも写生とはなにか…について絵画の訓練法の実際と比べながら復習してみましょう。
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